心の支えの元ボディガード退職、トランプ大統領「落ち込む」-関係者

  • 20年ほど仕えてきたシラー氏、好待遇の民間警備業界に復帰へ
  • コミー前FBI長官解任の伝達役、シラー氏を大統領は深く信頼

トランプ大統領

Photographer: Olivier Douliery

キース・シラー氏

撮影:Mandel Ngan / AFP via Getty Images

トランプ政権を去る政府高官が相次ぐ中、長年トランプ氏を支えてきた元ボディーガード、キース・シラー氏の退職が最もダメージが大きいとトランプ氏の側近らは心配している。

  トランプ氏が家族以外で心を許す側近の一人とされるシラー氏は、近く民間の警備ビジネスに戻り、現在の年俸16万5000ドル(約1800万円)より高い報酬の職に就く計画だと、事情に詳しい関係者3人が明らかにした。大統領執務室の運営を担当するディレクターという肩書では説明が難しいほど、信頼の厚いシラー氏の退職にトランプ氏は「落ち込んでいる」と関係者が述べた。

  複数の関係者によると、20年近くトランプ氏に仕えてきたシラー氏は、混乱やまぬホワイトハウスにおいて大統領の心の支えだった。選挙運動でかつて全米フィールドディレクターを務めたスチュアート・ジョリー氏はキース氏について「大統領が心を許す友人」だと説明。「信頼しあう仲だ。このレベルでの信頼感は非常に重要だ」と述べた。

  コミー前連邦捜査局(FBI)長官に解任を伝える役割を担ったのはシラー氏だった。フェニックスで開かれた集会での集客状況に怒ったトランプ氏が、運営を担当した側近ジョージ・ジジコス氏に今後はイベント運営を任せないとの意向を伝達させたのも、シラー氏だったと関係者3人が述べた。

  シラー氏のコメントは得られていない。

原題:Key Trump Aide’s Departure Is Said to Rattle President’s Allies(抜粋)

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