豪中銀:政策金利を据え置き-投資見通し改善でも消費に懸念

更新日時
  • エコノミスト27人全員が金利据え置きを予想していた
  • ロウ総裁は非鉱山投資の見通しが最近改善していると指摘

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は5日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の1.5%に維持することを決めた。融資抑制策で東海岸の住宅市場の過熱が和らいでいるほか、設備投資が上向くとの見通しが浮上している。

  ブルームバーグがエコノミスト27人を対象に実施した調査では、全員が金利据え置きを予想していた。ロウ総裁らは「最近の経済指標は豪経済の成長が今後1年間に徐々に回復するとの中銀の見通しと合致する」と指摘。「非鉱山投資の見通しは最近改善しており、報告されている事業状況も高い水準にある」と述べた。

  同総裁は声明で「住宅価格は一部の市場で急速に上昇しているものの、シドニーを中心に状況が緩和しつつある兆候が見られる」と指摘。「住宅建設活動は引き続き高い水準にあるが、さらなる伸びはほとんど見込まれていない」と分析した。

  また、「賃金の伸びは低調にとどまっている」と指摘。「これはまだしばらく続く可能性が高いが、労働市場の状況改善が時間とともに賃金の伸びを幾分押し上げることが見込まれる」と分析した。

  金利決定後に豪ドルは小幅下落。経済統計の改善が相次いだ後も、豪中銀はタカ派寄りの兆候を示していない。ただ、ロウ総裁は先月、かなり先になるとした上で、次の動きが利上げだとの市場の予想が妥当だとの見解を示した。同総裁が声明で説明したように、高水準の家計債務や実質賃金の伸び悩みが引き続き持続的な成長加速のハードルとなっている。


原題:RBA Holds as Brighter Investment Outlook Meets Consumer Caution(抜粋)

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