ファンドマネジャー「最良執行義務」対応で準備整わず-MiFID2

  • 最良執行義務を順守できる状態の資産運用会社は全体のわずか6%
  • より緻密で詳細な情報を追加する必要があると約61%が回答

欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場令(MiFID2)の施行まで4カ月を切る中で、ファンドマネジャーの圧倒的多数が、顧客にとって最良の条件で取引を執行する方針を策定し、公表することが求められる「最良執行義務」の履行準備が整っていない。

  私設取引システム(ダークプール)を運営するリクイドネット・ホールディングスが4月と5月に実施した調査結果によれば、最良執行義務を順守できる状態にあると答えた資産運用会社は全体のわずか6%にとどまり、自社の「最良執行方針」により緻密で詳細な情報を追加する必要があると約61%が回答した。北米および欧州の運用会社のトレーディング・ディーリング責任者とのインタビュー形式で55件の調査を実施した。

MiFID2とは-QuickTake

  リクイドネットでEMEA市場ストラクチャー・戦略責任者を務めるレベッカ・ヒーリー氏は、「最良執行」とは個々の注文の結果について『振り返ってチェックする』ことだけをもはや意味しない。取引のライフサイクルを通じて、可能な限り多くの有益な情報をトレーダーが保持することを可能にするプロセスの構築および実行という意味を持つ」と指摘した。

  リクイドネットによると、調査に応じた運用会社の3分の1がトレーディング・ワークフローの見直しを計画し、4分の1余りが最良執行でよりシステマチックなアプローチを確保するための具体的なテクノロジー投資を行っている。

原題:Fund Managers Aren’t Prepared for MiFID ’Best Execution’ Rules(抜粋)

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