米大統領、幼少時に不法入国した移民の在留制度廃止へ
Chris Strohm、Justin Sink
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トランプ大統領
Bloomberg
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トランプ米大統領は幼少時に不法入国した移民の強制送還を防止するオバマ政権時代の措置を廃止すると、セッションズ米司法長官が発表した。自らを米国人だと考える約100万人が法的に曖昧な状態に置かれることになる。

A rally in support of DACA in Los Angeles, California on Sept. 1, 2017.
Photographer: Frederic J. Brown/AFP/Getty Images
トランプ大統領はオバマ前大統領が創設した保護措置を成文化する法案を議会が可決することを期待し、合法的在留措置(DACA)の廃止を6カ月延期する。
トランプ氏は議会の8月休会が明けた5日朝、「議会は自らの仕事をする準備をせよ、DACA!」とツイッターに投稿した。
セッションズ長官は司法省での記者会見でトランプ大統領の決定について発表した。
企業経営者や与野党議員らは大統領に対し、同制度廃止によって経済的・社会的に重大な影響が及ぶと警告していた。ライアン下院議長を含む共和党議員の一部は、5年前にこの政策を開始させた大統領令に賛成しないものの、より恒久的な打開策の取りまとめを議会に委ねるべきだと指摘している。
原題:Trump Will End Program Shielding Child Immigrants, Sessions Says(抜粋)
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