9月4日の海外株式・債券・為替・商品市場-米国レーバーデー祝日

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎外為:ドル下落続く、北朝鮮リスクで安全性に逃避-109円台後半

  ドルは3営業日連続で下落。円は上昇した。朝鮮半島を巡る地政学的懸念が深刻化し、安全性に資金を逃避させる動きが活発になっている。

  ホワイトハウスは北朝鮮とビジネスを行う国への経済制裁や禁輸措置を検討していると示唆。マティス国防長官は、米国には「多くの軍事的な選択肢」があると表明。北朝鮮はこれに先立ち、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な水素爆弾の実験に成功したと発表した。

  米銀シティグループのジョアンナ・チュア氏が率いるエコノミストチームは顧客向けのリポートで、「短期的にはリスク回避の取引を想定するべきだ」と指摘。「しかしながら、緊張というものは急速に和らぐことが多く、こうした市場の動きは短命に終わる傾向がある。従ってこの試練に対する世界の対応が軍事力の行使、もしくは北朝鮮で金体制が崩壊する確率を押し上げない限り(いずれも可能性は低い)、今回も同じような道をたどりそうだ」と分析した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ユーロは0.3%高い1ユーロ=1.1896ドル。円は0.5%上昇し1ドル=109円66銭。約3週間ぶりの大幅高となった。スイス・フランは0.8%上げて1フラン=0.957ドル。

  米国がレーバーデーの祝日のため、商いは比較的薄い。今週は欧州中央銀行(ECB)をはじめ主要中銀の政策会合を控えていることもあり、様子見に回っている投資家は少なくない。

  今週は7日にECBが政策会合を予定。調査によれば、ドラギ総裁はユーロ高への懸念を表明するが、資産購入プログラムの今後については多くを語らないと予想されている。

  連邦準備制度理事会(FRB)からは今週、ブレイナード理事やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、ダラス連銀のカプラン総裁、ニューヨーク連銀のダドリー総裁らが発言を予定している。
原題:Stocks Fall as Korea Tensions Flare; Dollar Drops: Markets Wrap(抜粋)
USD Drops Third Day as Havens Gain on North Korea: Inside G-10(抜粋)

◎米国株:レーバーデーの祝日

◎米国債:レーバーデーの祝日

◎NY金:レーバーデーの祝日

◎NY原油:ほぼ変わらず、ガソリン先物は1週間ぶり安値

  レーバーデー祝日のニューヨーク原油先物市場で、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物はほぼ変わらず。メキシコ湾岸で一部の製油所が操業を再開する計画を明らかにし、ガソリンは約1週間ぶり安値に下げた。

  JBCエナジーのアナリストチームは、「米メキシコ湾岸ではハリケーン・ハービーによる障害が徐々に解消に向かっている」と指摘。「これまでのところ、エネルギー産業はその資産とインフラに対する大規模な損害は免れたというのが大まかな見方だ」と分析した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI原油先物10月限は前営業日とほぼ変わらずの1バレル=47.35ドル。ロンドンICEの北海ブレント11月限は42セント(0.8%)下げて52.33ドル。NYMEXガソリン10月限は一時9セント下げて1ガロン=1.6579ドルを付けた。ニューヨーク時間午後0時28分現在は1.6893ドルで推移している。
原題:Gasoline Falls to 1-Week Low as Some U.S. Refiners Plan Restarts(抜粋)

◎欧州株:反落、銀行株安い-北朝鮮核実験で地政学的緊張が高まる

  4日の欧州株式相場は反落。3日の北朝鮮による核実験で地政学的緊張があらためて高まったことが背景にある。
  
ストックス欧州600指数は前週末比0.5%安の374.18で終了。業種別指数では19指数のうち17指数が値下がり。債券利回り低下を嫌気して銀行株が最もきつい下げとなった。

  構成銘柄のうち上昇したのは約23%で、下落したのは約76%。

  英FTSE100指数は前週末比0.4%安、フランスのCAC40指数も0.4%下落。ドイツのDAX指数は0.3%、スペインのIBEX35指数は0.8%それぞれ下げ、イタリアのFTSE・MIB指数は0.3%下落。
原題:Europe Stocks Decline With Banks as North Korea Tensions Rise(抜粋)

◎欧州債:ドイツ国債が上昇、北朝鮮情勢でリスク回避の動き

  4日の欧州債市場ではドイツ国債先物が寄り付きから上昇。北朝鮮がミサイル発射準備を進めているとの報道を受けた幅広いリスク回避の動きが背景にある。こうした中でも、今週の大規模な国債入札を控えて超長期債が下げ、利回り曲線はスティープ化した。

  中核国債は狭いレンジ内にとどまった。スペインとイタリアの国債は比較的堅調で、ドイツ10年債に対する利回り上乗せ幅は3-4bp縮小。1日はECB政策委員会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁のユーロ上昇に関する発言で、利回り上乗せ幅が拡大していた。

  ECBのデータによれば、購入済みのフランス、フィンランド、スペイン、オランダ、ベルギーの各国債の平均残存期間は8月に低下。フランスとイタリア債の残高は出資割合(キャピタルキー)に比較して引き続き大きかった。
原題:Bunds Rally While Core Curves Edge Steeper; End-of-Day Curves(抜粋)

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