きょうの国内市況(9月4日):株式、債券、為替市場

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●日本株4日ぶり反落、北朝鮮核実験で円高、米先物安警戒-ほぼ全面安

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  東京株式相場は4営業日ぶりに反落。北朝鮮の核実験実施で東アジアの地政学リスクが高まり、為替市場での円高推移や米国株先物の下落を嫌気する売り圧力が強まった。電機や情報・通信、銀行、医薬品株など幅広く下げ、東証1部銘柄の9割が下げるほぼ全面安。

  TOPIXの終値は前週末比16.04ポイント(1%)安の1603.55、日経平均株価は183円22銭(0.9%)安の1万9508円25銭。

  アセットマネジメントOne運用本部の柏原延行調査グループ長は、「緊張は高まるものの、武力衝突にはつながらないというのがマーケットのメーンシナリオ」だったが、今回の核実験で大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な核小型化が完成することになれば、「米国が警告していた『越えてはいけない一線』となりかねず、ミサイル発射とは重さが違う」と話した。

  東証1部33業種はガラス・土石製品や繊維、海運、鉄鋼、情報・通信、医薬品、サービスなど30業種が下落。空運、石油・石炭製品、保険の3業種は上昇。売買代金上位では、政府が9月中にも保有株1兆円超を売却すると共同通信が報じた日本郵政が安く、住友金属鉱山やルネサスエレクトロニクスも下げた。半面、英子会社キャノピアスを今年度中に売却するSOMPOホールディングス、クレディ・スイス証券が投資判断を上げた日野自動車、防衛関連の石川製作所は高い。

  東証1部の売買高は15億9579万株、売買代金は1兆7369億円、米国株休場の影響もあり、代金は8月25日以来、約1週間ぶりの低水準。値上がり銘柄数は153、値下がりは1824と、全体の90%が値下がりした。

●超長期債上昇、マイナス金利回避の需要-長期金利は10カ月ぶり低水準

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  債券相場は超長期ゾーンを中心に上昇。長期金利がマイナス0.01%と約10カ月ぶりの水準まで低下する中、プラス利回りを維持している超長期債に対する買い圧力が掛かった。

  現物債市場で20年物の161回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.525%と、新発債としては昨年12月8日以来の水準まで下げた。新発30年物55回債利回りは1bp低い0.81%と、6月28日以来の水準まで買われた。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは0.5bp低いマイナス0.01%と、昨年11月15日以来の水準で取引を開始。一時はマイナス0.005%に戻す場面もあったが、再びマイナス0.01%に下げている。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「北朝鮮の核実験を受けて安全資産需要で10年債が買われたものの、マイナス金利をさらにどんどん買い進むということには抵抗感がやはりある」と指摘。「仕方なくプラスにいく年限は伸びていくという流れがある中で、大量償還も控えて、買うとすれば超長期債しかない」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前週末比5銭高の151円27銭で取引を開始。一時は151円31銭と、日中取引ベースで昨年11月11日以来の高値を付けた。その後は伸び悩む展開となり、結局は横ばいの151円22銭で引けた。

●円全面高、北朝鮮情勢緊迫化でリスク回避-対ドルで一時109円台前半

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  東京外国為替市場で円は主要通貨に対して全面高。北朝鮮による3日の核実験を受けて、朝鮮半島情勢の緊迫化懸念からリスク回避の円買いが優勢となった。ドル・円相場は早朝に1ドル=109円台前半まで下落した。

  午後4時10分現在、ドル・円は前週末比0.7%安の109円45銭。早朝に一時0.9%安の109円23銭と4営業日ぶりの安値を付けた後、109円93銭まで戻したが、午後の取引終盤には109円台半ばへ下落した。円とともにスイスフランも買われ、円を除く主要通貨に対して上昇した。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは、午後に再びドル・円が下落したことについて、「北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射準備の可能性との韓国報道に反応した可能性はある」と説明。「アジア株は下落圧力を受ける。リスクオフで円高になりやすい」と語った。

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