ジューセロが事業停止、身売り模索-手絞り可能でジューサー販売不振

  • アルファベット傘下GVやクライナー・パーキンスなどが出資
  • 向こう90日にわたりジューサー購入者への返金に応じる方針

野菜・果実ジュース器具を手掛ける米新興企業ジューセロは1日、販売を停止すると発表した。顧客への返金に応じるほか、身売りを模索していることも明らかにした。同社はこれまでに投資家から計1億ドル(約110億円)余りを集めていた。

  ブルームバーグ・ニュースは4月の記事と動画で、ジューセロのジュースパックは手で絞ることが可能で、400ドルのジューサーは不要だと報じていた。この器具は値下げ前は700ドルで販売されていた。ジュースパックの販売価格は1パック当たり5-7ドル。

  ジューセロは1日、自社のウェブサイトで今回の決定を発表。「全米の顧客層に効果的な製造・販売システムを構築するには、独立企業としての当社が自力では実現できないインフラの必要性が明らかになった」と説明した。ジェフ・ダン最高経営責任者(CEO)は7月、販売・マーケティング部門を中心に人員を25%削減し、ジューサーとジュースパックの値下げを目指すと表明していた。

  米アルファベットのベンチャーキャピタル部門GVのほか、クライナー・パーキンス・コーフィールド・ アンド・バイヤーズやアーティス・ベンチャーズ、トランプ米大統領の娘イバンカさんの義弟ジョシュア・クシュナー氏率いるスライブ・キャピタルなどがジューセロに出資している。

  キューリグのコーヒーメーカーを購入した顧客は専用カートリッジを買い続ける必要があるが、これと同じようなビジネスモデルを一部投資家はジューセロに期待していた。

  ジューセロの発表資料によると、ジューサー購入者への返金期間は向こう90日。また、ジュースパックの定期購入は4日の週で終了する。同社の事業停止決定については、米誌フォーチュンが先に報じていた。

原題:Juicero Closes, Seeks a Buyer as High-Priced Machine Falters (1)(抜粋)

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