北欧最大のヘッジファンド顧客バルマ、次の相場調整は買いの好機

  • フィンランド年金基金バルマ、相場調整ならすぐ高リスク資産投資へ
  • バルマは4-6月に株式保有割合を引き下げ、キャッシュで待機
Photographer: Henrik Kettunen/Bloomberg

フィンランドの大手民間年金基金は他の大口投資家と同様、手に余るほど多くの現金を保有している。資産価格は高いものの、今後さらに上昇せざるを得ないと経営陣が確信しているためだ。

  バルマ・ミューチュアル・ペンション・インシュアランスの最高投資責任者(CIO)、レイマ・ルツオラ氏はヘルシンキでのインタビューで、相場は既に「超割高」で「今年の話題は、誰もが株式相場の調整を待っているようだということだ。2-4%の相場調整で叫ぶような買い注文が入るだろう」と予想。「われわれのような投資家は何らかの相場調整があればすぐに高リスク市場に殺到できるよう多くの待機資金を抱えている」と語った。

  450億ユーロ(約5兆8700億円)を運用するバルマは株式保有割合を4-6月(第2四半期)に5%減らして38%とし、代わりにキャッシュを増やした。株式比率の引き下げは主に、ホワイトハウスの動向を巡る懸念を背景とした米国株エクスポージャーの縮小を通じて行った。

  バルマは資産の約40%を債券で運用し、14%をブラックストーン・グループやベイビュー・アセット・マネジメントを含むヘッジファンドに投じている。ブルームバーグの集計データによると、バルマは北欧の年金基金の中で最大のヘッジファンド顧客。ただ、全ての年金基金がこうした情報を開示しているわけではない。

原題:Top Hedge-Fund Client in Nordics Says Next Selloff Will Be Short(抜粋)

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