トランプ氏がコミー氏解任理由で文書、挑発的で送付されず-関係者

  • コミー氏解任の理由としてロシア疑惑巡るFBIの捜査に力点置かず
  • 司法副長官の文書が解任の正当性を示す根拠として公開された

コミー前連邦捜査局(FBI)長官

Photo by Drew Angerer/Getty Images

トランプ大統領がコミー前連邦捜査局(FBI)長官の解任に当たり、根拠を説明する文書の草案を自ら準備し、それがローゼンスタイン司法副長官による解任通知文書の執筆前の段階で、ホワイトハウスの上級スタッフらに配布されていた。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  ローゼンスタイン司法副長官がホワイトハウスに提出した文書は、コミー氏解任の正当性を示す根拠の一つとして5月9日に公開された。トランプ大統領が執筆した草案の存在については、米紙ニューヨーク・タイムズが1日に最初に報じた。

  関係者によれば、トランプ氏が準備した文書は、コミー氏解任の理由として、2016年米大統領選へのロシアの介入疑惑を巡るFBIの捜査に力点を置いておらず、トランプ氏がロシア疑惑の捜査対象でないとコミー氏が何度も述べたという見解を繰り返していた。

  関係者の1人によれば、シングルスペースの行間で書かれたトランプ氏の文書は少なくとも4ページに及び、感情的でコミー氏を非難する内容だった。ドン・マクガーン法律顧問は文書のトーンが説明調であるだけでなく、礼儀を欠き、挑発的で、大統領の流儀に反すると懸念を示し、コミー氏に送付すべきではないと反対。さらにコミー氏解任の決定に司法長官と司法副長官を関与させるべきだと主張したという。

  

ローゼンスタイン米司法副長官

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

原題:Trump Is Said to Have Drafted Letter Arguing for Comey’s Ouster(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE