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対北朝鮮、国際社会と連携し「断固たる対応」-核実験で安倍首相

更新日時
  • 圧力強化へ、国連安保理の緊急会合開催に向け調整-日本政府
  • 北朝鮮はICBMに搭載可能な水素爆弾の実験を実施と発表
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Bloomberg
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北朝鮮が3日、核実験を行ったことを受け、日本政府は国際社会に北朝鮮への圧力強化を働き掛ける方針だ。米国、韓国と連携し、国連安全保障理事会の緊急会合開催に向けて調整を開始した。北朝鮮は同日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な水素爆弾の実験に成功したと発表した。

  安倍晋三首相は同日夕、北朝鮮の核実験実施を「断じて容認できない」と非難。今後の対応について「北朝鮮の暴挙、世界の平和を脅かす行為を止めることができるかどうかは国際社会の連携と連帯にかかっている」と指摘した上で、「米国、韓国に加えて中国、ロシアをはじめとする国際社会と連携して断固たる対応を取る」と語った。平和を守るため、国連の強い意志を示さなければならないとも述べた。官邸での記者団への発言をNHKが放映した。

  気象庁によると揺れの発生時刻は午後0時29分57秒で、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.1と推定される。菅義偉官房長官は国家安全保障会議(NSC)後の記者会見で、地震の規模は過去最大で、核実験において極めて大きなエネルギーが使われたと述べた。核実験は昨年9月9日以来、6回目。

  菅長官は通常とは異なる地震波が観測されたことなどから「北朝鮮が核実験を実施したものと判断される」と発表した。北朝鮮の核・ミサイル開発は「差し迫った新たな段階の脅威」と述べ、「到底、容認できるものではない」として厳重に抗議したことも明らかにした。安倍首相は放射性物質のモニタリング態勢強化を指示したという。

  小野寺五典防衛相は「水爆実験であるということも否定できない内容だ。かなり大きな能力を発揮するような核兵器を、北朝鮮は実験に成功したということであり、安全保障上、重大な脅威になる」と述べた。菅、小野寺両氏の発言をNHKが放映した。

  北朝鮮はICBMに搭載可能な水素爆弾を開発・保有していると朝鮮中央通信は3日、報じていた。水爆は、数十キロトン級から数百キロトン級まで調整可能な多機能型で、高高度でも電子機器をまひさせる電磁パルス攻撃が可能だという。

追加制裁

  安倍首相は同日朝、トランプ米大統領と電話会談を行い、日米韓で連携しながら、国際社会と共に協力し北朝鮮の政策を変えさせていくことで一致したと語っていた。日米首脳の電話会談は8月29日に北朝鮮が日本上空を通過する中距離ミサイルを発射して以降、3回目。

  菅長官はまた、核実験を受けた今後の対応について「圧力を強めて政策、行動を変えさせる」と強調。追加制裁については「北朝鮮の対外経済関係、外貨収入源等を検討していくことが極めて大事だ」と述べ、原油や石油製品に関する取引規制も含めて「さまざまなことが選択肢になる」と語った。

(安倍首相、小野寺防衛相の発言を追加し更新しました.)
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