JPモルガン元トレーダー、香港・海通にMiFID2の追い風期待

香港の海通国際証券集団は、世界のトレーディング業務を一変させる可能性のある欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の恩恵を受けようと急ぐ企業の一つだ。同社は中国2位の証券会社、海通証券の1部門。

アンドルー・フレイヤーサンダース氏

出所:海通国際証券

  MiFID2が大手アルゴリズムトレーダーに対抗する追い風になると考える同社は、電子取引執行への進出を強化している。海通国際は過去1年でトレーディングチームの規模をほぼ3倍にし、米国や日本市場などへの進出の主導役としてJPモルガン・チェースの元幹部、アンドルー・フレイヤーサンダース氏を起用した。

  MiFID2は証券会社に取引手数料とリサーチ費用を切り離すことを義務付けることで、海通のような取引執行を専門にするディーラーに公平な機会を与えることが見込まれると、フレイヤーサンダース氏は指摘した。

  同氏は海通国際の現物株部門でトレーディング担当マネジングディレクターを務める。同社の新しい取引プラットフォームを構築し、オーストラリアと香港で稼働させた。

原題:Ex-JPMorgan Trader Spots a MiFID Gift for His Brokerage (2)(抜粋)

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