「ハービー」の米天然ガス市場への影響は来週判明、在庫統計の公表で

  • 天然ガスの供給と需要のどちらに大きな影響与えたかに注目
  • シェール生産が供給支えるため、需要への影響が上回る可能性も

ハリケーン「ハービー 」がテキサス州に上陸し、米エネルギー産業の中心地に大きな被害をもたらしてから6日たち、同地域にはようやく回復の兆しが見え始めた。しかしトレーダーらが米天然ガス市場へのハービーの影響を正確に把握するのは1週間先になりそうだ。

  米政府は来週、ハービーが猛威を振るっている間に天然ガスの在庫がどう変化したかを示すデータを公表する。それを見れば、ハービーが天然ガスの供給と需要のどちらにより大きな影響を及ぼしたかが分かる。

  10年前なら答えは明らかだった。当時、メキシコ湾岸は米天然ガス生産の14%を占めており、暴風雨でパイプラインや生産施設が閉鎖されれば天然ガス価格は急騰した。しかし現在は海洋生産に代わってシェール層からの豊富な供給が主役となり、ハリケーンはむしろ需要の方に大きな影響を及ぼす可能性がある。住民避難や家庭と企業の停電で需要が低下するからだ。

原題:Harvey’s Toll on U.S. Gas Market May Not Emerge Until Next Week(抜粋)

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