高級「クラフトチョコ」のニッチな世界、選び方のコツとは

「クラフトチョコレート」(または「ビーンツーバー・チョコレート」)はかつてはマイナーな分野だったが、今ではグルメ市場で一定の地位を確保している。チョコレート愛好家にとっては選択肢が以前より広がっているため、選ぶのが一段と難しくなっている。

出典:Storey Publishing、LLC

  この小さな世界について情報を得る一つの方法が、9月19日発売のメーガン・ギラー氏の著書「Bean to Bar Chocolate:America’s Craft Chocolate Revolution(ビーンツーバー・チョコレート:米国のクラフトチョコレート革命)」だ。

  クラフトチョコレートは、メーカーが「必ず未加工のカカオ豆を使ってチョコレートになるまで一貫して自身で作る」ことを意味し、クーベルチュール・チョコレート(製菓用などに使われるチョコ)を溶かして使うことは許されないとギラー氏はインタビューで述べた。

  一般的に1枚8-14ドル(約900-1500円)する、こうした高価な板チョコレートの世界になじみのない人は、以下の基本的なコツを読めば、出費の失敗による苦い後味を避けられるはずだ。

包装紙で判断するのは禁物

  美しい包装紙に気を取られてははいけない。最高のチョコのパッケージが地味なこともあるし、たいしたことがないチョコが特注の包装紙で包まれていたケースも知られている。その代わり、包装紙に印刷されている情報をチェックすべきだ。ラベルにはカカオの原産国や含有率が記載されていなければならない。どちらもチョコの味に影響するからだ。カカオ豆が最初に記載されていることを確認して成分をチェックしよう。

自分の好きなチョコを購入しよう

  カカオと砂糖という2成分のみでできているチョコでは、フレーバーが際立つため、カカオ豆の原産地がますます重要になる。フルーティーでスパイシーなフレーバーが好みなら、ベトナム産を試してみよう。フローラルなフレーバーが好みなら、 エクアドル産がお勧めだ。ギラー氏は最適な選択をするのに役立つ便利なマップを提供している。

認証を過信してはいけない

  多くのクラフトチョコレートメーカーは、レインフォレスト・アライアンス、フェアトレード、オーガニックなどの認証を獲得していない。農家が認証の費用を払わないくてすむようにするためだ。その代わりにメーカーは農園や協同組合に直接支払いを行い、自身で農業の慣行を評価する。会社の担当者は日常的に農場を訪問し、農場との関係について顧客に報告する。ギラー氏によれば、一般的に情報が詳細になればなるほど、メーカーと農家の関係が強い可能性が高いという。「私にとっては、そちらの方がオーガニックやレインフォレスト・アライアンスなどの認証よりもずっと重要だ」と同氏は語った。

出典:Storey Publishing、LLC

初心者にはこのチョコがお勧め

  ギラー氏は初心者へのお勧めを幾つか紹介している。

  フルイション・チョコレートの「ブラウンバター・ミルクチョコレート」

  アスキノジー・チョコレートの「ダークチョコレート+クランチシュガー・クリスタル&バニラビーン・コラバーレーションバー

  ダンデライオン・チョコレートの「アンバンジャ、マダガスカル70%」

原題:Three Steps to Picking the Best Chocolate Bar Your Money Can Buy(抜粋)

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