トランプ政権、オバマケア促進の広告予算を大幅削減-市場に痛手

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Photographer: Joe Raedle/Getty Images

トランプ米政権は医療保険制度改革法(オバマケア)の下での保険加入を国民に促す広告の予算を大幅削減する計画だ。既に脆弱(ぜいじゃく)な同法に基づく保険市場にさらなる痛手となると、専門家や保険会社らは指摘している。

  米厚生省は8月31日、オバマケアの広告予算を9割削減し1000万ドル(約11億円)にすると発表。適切な保険プラン探しを支援するグループへの支出も減らすことを明らかにした。トランプ政権はプログラムの効果が薄れているため削減は必要だとしている。

  一方、同法を研究し運用を支援した専門家らの意見は逆で、こうした劇的な費用削減はトランプ大統領がちらつかせたプログラムを衰退させる取り組みのように見えると指摘している。カイザーファミリー財団のシニアバイスプレジデント、ラリー・レビット氏は「促進活動を見直して効率化できるか見極めることは全く適切だと思えるが、今回の削減はかなり大規模だ」と述べ、「促進活動と広告の費用削減が無保険者増加につながることは疑いない」と指摘した。

原題:Trump Cuts to Obamacare’s Ads Threaten Law’s Fragile Markets(抜粋)

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