ドラギ総裁は一段と慎重に、コアインフレ伸びず-ユーロ高懸念も増す

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、緩和的な金融政策の解除についてますます慎重になる根拠を得た。

  9月7日の政策決定を前に、8月31日に発表されたユーロ圏インフレ統計は物価上昇の加速がエネルギー値上がりのみに起因していることを示した。

  8月のユーロ圏消費者物価指数は前年同期比1.5%上昇と前月の1.3%から加速したものの、コア指数は前月から変わらずの1.2%上昇にとどまった。

  コアインフレ率の低調とユーロの上昇で、ECBが量的緩和(QE)を縮小するペースは遅いものになるとみられる。ロイター通信は31日、ECB当局者の間でユーロ高への懸念が強まっていると報じた。

  クレディ・スイス・グループのエコノミスト、オリバー・アドラー氏は、総合インフレ率の上昇はプラスだが「全てを変えるものではない。コアインフレ率はまだ相当低い」と述べた。

原題:Draghi’s Caution Buttressed by Inflation Data as Core Rate Low(抜粋)

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