海外投資家5週連続日本株売る、ユーロ高欧州勢影響か-8月4週需給

  • 海外勢売越額、現物・先物合算で3174億円、個人買い越しは縮小
  • TOPIXは週間で小幅安、売買代金は連日の2兆円割れ

Traders work on the floor of the Tokyo Stock Exchange in Tokyo.

Bloomberg

朝鮮半島情勢の緊張や米国の政権運営を巡る不安、主要中央銀行の首脳が参加した米カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール会議)など様子見を助長する材料が多い中、引き続き海外投資家の売り圧力が日本株相場にマイナスに働いた。

  東京証券取引所が31日に発表した8月4週(21ー25日)投資部門別売買動向(東証、名証1・2部等合計)によると、海外投資家は現物株を5週連続で売り越し、売越額は1529億円だった。大阪取引所によると、海外勢は先物(ミニ含むTOPIX、日経平均合算)でも1645億円売り越しており、現物と先物の合計売越額は3174億円だった。

  みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、海外勢の動きについて「ユーロ高で欧州株の軟調が続く中、日本株の手じまい売りに動いていた」と分析。足元はドルが上昇し、「ショートしていた向きに買い戻しの動きも見られるが、引き続きマーケットはユーロを軸に動きそうだ」とみている。

  この他の部門別動向は、売り越しで都銀・地銀が2週ぶり(売越額155億円)。買い越しでは事業法人が8週連続(買越額518億円)、投資信託は2週ぶり(363億円)。個人投資家は3週連続で買い越したが、買越額は前の週の1160億円から126億円に縮小した。みずほ証の三浦氏によると、個人は「狭いレンジで短期的な値幅取りに動いている」と言う。

  第4週のTOPIXは週間で0.02%安の1596.99と小幅に3週続落。東証1部の売買代金は活況の目安とされる2兆円を連日下回り、1日当たり平均は1兆7667億円と8月月間の平均2兆1074億円に比べ16%少なかった。

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