穀物トレーダー、集団退社-老舗商品取引会社ルイ・ドレフュス揺れる
Andy Hoffman、Agnieszka de Sousa、Isis Almeida、Javier Blas
A combine harvester operates in a field of wheat near Bolshiye Achasary village in the Republic of Tatarstan.
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
A combine harvester operates in a field of wheat near Bolshiye Achasary village in the Republic of Tatarstan.
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
創業166年の商品取引会社ルイ・ドレフュスから、穀物トレーダーが集団で退社した。同社の最も重要な事業の一つに大きな穴があいたことになる。同社幹部はアジア出張を途中で打ち切ってジュネーブに戻った。
ドレフュスは穀物担当グローバル責任者だったデービッド・オへイオン氏の後任はすぐに決めたが、その他の人材の補充には時間がかかる見通し。事情に詳しい複数の関係者によれば、少なくとも他に5人の穀物トレーダーが29日に退社した。この中には欧州・黒海地域の穀物担当責任者も含まれるという。
事情を直接知る関係者1人によると、集団退社の一因はトレーディング戦略を巡る意見の相違。議論が部外秘だったことを理由に匿名を条件に語った。資産家マルガリータ・ルイ・ドレフュス氏が率いる同社は長年にわたって世界の穀物分野でトッププレーヤーの一角を占め、特に旧ソ連の一部諸国で存在感を示してきた。
ジュネーブ在勤のルイ・ドレフュスの広報担当者は、オへイオン氏の退任や他の人事について詳しいコメントを控えた。

原題:Trader Exodus at Louis Dreyfus Leaves Hole in Key Grain Business(抜粋)
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