米国株:5日続伸、経済指標を好感-ヘルスケアや素材が高い

訂正済み

31日の米国株式相場は続伸。米国と中国経済の底堅さが経済指標であらためて示されたほか、北朝鮮情勢を巡る懸念が後退した。

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Friday, Aug. 25, 2017. U.S. stocks pared gains and Treasuries rose as a note of caution crept into markets with Hurricane Harvey barreling toward the energy-rich Texas coast. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  S&P500種株価指数は前日比0.6%高の2471.65と、5営業日続伸。ダウ工業株30種平均は55.67ドル(0.3%)上昇して21948.10ドル。ナスダック総合指数は1%上げて、最高値を更新した。

  CMCマーケッツUKの市場アナリスト、デービッド・マデン氏は「北朝鮮情勢の緊張はなおくすぶっているものの、パニック状態が和らいだことから、株式への投資意欲が復活している」と述べた。

  7月の米個人消費支出(PCE)の伸びは市場予想を下回ったものの、6月分が上方修正された。個人所得の伸びは予想を上回った。市場の焦点は9月1日発表の雇用統計に移っている。

  S&P500種の業種別指数ではヘルスケアや素材が堅調だった。ハリケーン「ハービー」が襲来したテキサス州ヒューストンなどでの復興・復旧の取り組みによって素材株は恩恵を受けるとの見方が広がっている。一方、電気通信サービスや金融は軟調だった。

  個別銘柄ではギリアド・サイエンシズが3.1%高と、ヘルスケア株の上昇を主導した。同社が28日発表した約119億ドル(約1兆3000億円)での同業カイト・ファーマ買収について、ウィリアム・ブレアはこの日、新たな成長につながるとの見方を示した。

  ウェルズ・ファーゴは0.6%安。行員が顧客に無断で開設した口座数が当初の推定を67%上回る見込みだと明らかにした。預金とクレジットカードの口座1億6500万件余りを対象にした外部調査で、未承認で開設されたとみられる口座が新たに140万件見つかった。これにより、無断開設の口座数は合計で約350万件に上るとしている。 

  安倍晋三首相は31日、英国のメイ首相と会談し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力を強化するため、中国の役割が重要であるとの認識で一致した。終了後の共同記者会見で安倍首相が明らかにした。北朝鮮に対し、国連安全保障理事会で新たな決議の採択へ向けて取り組むことを盛り込んだ共同声明も発表した。

原題:Stocks Gain on Growth Outlook; Dollar Turns Weaker: Markets Wrap(抜粋)
U.S. Stocks Add to Gains as Health-Care, Materials Shares Climb(抜粋)
Gilead’s Kite Acquisition to Renew Growth: William Blair(抜粋)

(ナスダックの上昇率を1%に訂正します.)
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