北朝鮮のICBM技術に3つの難関-セルバ米統合参謀本部副議長

  • 大気圏再突入体、核弾頭、誘導システムが実証されていない
  • 米本土に到達可能な核弾頭搭載ICBMはまだ差し迫った脅威でない

An unidentified mobile rocket lancher is displayed during a military parade marking the 105th anniversary of the birth of late North Korean leader Kim Il-Sung, in Pyongyang on April 15, 2017.

Photographer: Ed Jones/AFP via Getty Images

北朝鮮は引き続き急ピッチで兵器試験を続けているが、米国本土に到達可能な核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発には少なくとも3つの克服すべきハードルがある。

  セルバ米統合参謀本部副議長は、北朝鮮が日本時間29日朝に中距離ミサイルを発射する前の時点でブルームバーグの問い合わせに対し、北朝鮮の脅威は強まっているが、まだ差し迫った脅威ではないとの考えを明らかにした。

  同副議長は、「北朝鮮が米国本土まで到達可能なミサイルを製造する能力を持っていることは明らかだが、実際に核兵器で米国本土の目標物を狙い、攻撃する高度な技術と能力を持っていることはまだ実証していない」と指摘した。

  同副議長はその上で、第一に北朝鮮は長距離ミサイルが分解することなく数千キロ離れた目標物に正確に着弾させる誘導安定化制御システムを搭載しなければならないと指摘。第二に北朝鮮はICBMが大気圏に再突入する際、核弾頭を熱と圧力から守る再突入体(RV)を必要としており、第三に「飛行に耐え得る十分小型化され、十分安定した核弾頭」を持たねばならないと分析した。
  
原題:North Korean ICBM Technology Still Falls Short, Top General Says(抜粋)

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