「ジャンク債の帝王」の名誉回復求める-元モルガンS幹部が恩赦要請

  • マイケル・ミルケン氏の恩赦を大統領に要請-バーンセン氏
  • 今は慈善事業家のミルケン氏は1990年に証券詐欺を認め刑に服した

米モルガン・スタンレーのマネジングディレクターだったデ-ビッド・バーンセン氏は今週、「ジャンク債の帝王」として名をはせた後に証券詐欺で有罪となったマイケル・ミルケン氏の恩赦をトランプ米大統領に求めた。

  バーンセン氏は大統領宛ての書簡で、ミルケン氏に対する起訴は「集団的なねたみが手に負えなくなった時代」の結果だと主張。2015年に自身の資産運用グループをスタートさせたバーンセン氏は電子メールで、ミルケン氏とは面識が一切ないと説明した。

デービッド・バーンセン氏

(出所:Bloomberg)

マイケル・ミルケン氏(1989年)

フォトグラファー:Bettmann / Bettmann Archive via Getty Images

  1980年代に高利回り債業界の先駆者的存在だったミルケン氏はドレクセル・バーナム・ランバート在籍時に時代の寵児(ちょうじ)となったが、1990年に証券詐欺で有罪を認め、1年10月の刑に服した。

  バーンセン氏のバーンセン・グループは10億ドル(約1100億円)余りを運用。同氏はトランプ大統領に対し、ミルケン氏を恩赦すれば「ニュースの見出しを飾ることを意識し、企業社会で働く人間にダメージを与える起訴」に歯止めをかけることを示唆すると訴えた。

  バーンセン氏はこれまでも同様の恩赦をトランプ大統領に要請していたが、大統領が先週アリゾナ州マリコパ郡のジョー・アルパイオ元保安官に恩赦を与えたことで、内容を修正し再要請した。アルパイオ氏は不法移民と疑われる人を標的とした交通取り締まりをやめるよう求めた州判事の命令を無視し、侮辱罪で有罪宣告を受けていた。

  現在71歳のミルケン氏は慈善事業家で、自身の名前を冠した国際会議も毎年開いている。

原題:Wealth Manager Urges Trump to Pardon Junk King Michael Milken(抜粋)

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