UBSが日本拠点で人員増強へ、SMBC日興やみずほ証などから採用

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Photographer: Gianluca Colla/Bloomberg

スイスの銀行最大手、UBSグループが日本拠点で人員を増強することが分かった。メガバンクの証券子会社などから株式、債券関連業務で6人を採用、同業務を再構築する。ブルームバーグが入手した社内メモで明らかになった。

  傘下のUBS証券は11月、株式本部副本部長にSMBC日興証券からキース・トゥルーラブ氏(44)を、みずほ証券から高橋圭氏を通信・ソフトウエアのアナリストに起用する。同じくみずほ証の林明史氏が商社・素材担当アナリストとして近く入社する予定。トゥルーラブ氏は日本株のディストリビューション部長を兼務する。

  日本では欧州系の金融機関の業務拡大の動きが今年に入り活発だ。これまで米国系と比べ人員は減少する傾向にあったが、グローバルマーケッツ業務を強化する動きが出てきている。英バークレイズや仏BNPパリバではマイナス金利環境下で機関投資家がより利回りのいい投資先を模索する動きに合わせ、日本で積極的な採用を行っている。

  UBS証のジェイソン・ケンディ広報担当はメモの内容について確認している。

  同社の2016年12月期の業績は、事業モデルの再構築に伴い一時的に減損が発生したことから522億円の赤字となった。人員数は12月時点で412人と、前年から52人減少していた。

日本株を強化へ

  トゥルーラブ氏はSMBC日興ではディストリビューションのグローバルヘッドを務めていた。移籍後はUBSの日本株経営会議のメンバーに就任する。トゥルーラブ氏と高橋氏はUBSで勤務経験があり、同社に復帰することになる。

  このほか、米運用会社のポイント72から小池幸弘氏が医療機器業界のアナリストとして入社。債券業務では、クレイグ・ハンブル氏がBNPパリバから金利デリバティブトレーディング部に、アルノ・テシエ氏がソシエテ・ジェネラルから通貨スワップトレーディング部にトレーダーとして入社した。

  UBS証の中村善二社長は、「マーケットが好転する中、これら人材の起用は我々チームの体制を一層強化する」とし、「着実に増えている投資家や顧客企業の関心や活動に対応していく」と社内メモで語った。

英語記事: UBS Rehires Truelove as Swiss Bank Boosts Japan Equity Team (1)

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