7月鉱工業生産は2カ月ぶり低下、予想下回る-基調判断は維持

更新日時
  • 前月比0.8%低下、基調判断は「持ち直しの動きがみられる」を維持
  • 8月は6.0%上昇、9月は3.1%低下を予測

Workers prepare molten metal in a high-frequency induction furnace at the Tomiwa Chuzo Co. foundry in Kawaguchi, Saitama Prefecture, Japan, on Tuesday, March 29, 2016. The Bank of Japan will release the outcome of its Tankan quarterly business survey Friday.

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数は、2カ月ぶりの低下となった。市場予想を下回った。基調判断は「生産は持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。

キーポイント

  • 鉱工業生産指数は前月比0.8%低下(ブルームバーグ調査の予想中央値は0.3%低下)-前月は2.2%上昇
  • 前年同月比は4.7%上昇(予想は5.2%上昇)-前月は5.5%上昇
  • 製造工業生産予測調査によると、8月は6.0%上昇、9月は3.1%低下を予測



エコノミストの見方

  • SMBC日興証券の丸山義正チーフマーケットエコノミストは発表後のリポートで、市場予想を下回ったのはネガティブ・サプライズであり、鉱工業生産は7-9月期は増加を続けるものの、4-6月期と比べて大幅な鈍化が見込まれると予想した。生産の増加は「内外需の拡大に支えられているが、特に輸出増加の寄与が大きい」と分析した。
  • 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎主席研究員は発表後の電話取材で「生産は予想より若干下振れたが、生産の回復という見方を変える必要はない」と述べた。景気は「緩やかな回復が続くと予想する」としている。

詳細

  • 全15業種のうち11業種で低下。携帯電話など情報通信機械工業が3.6%減、段ボールシートなどパルプ・紙・紙加工品工業が3.1%減と減少幅が大きかった
  • 増加は電子部品・デバイス工業の4.3%増など4業種
  • 出荷も0.7%減とマイナスに転じた-電気機械工業、鉄鋼業などが中心
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