英国:EU離脱で交渉ラウンド増設要請、通商関係協議を急ぐ-関係者

欧州旗

Bloomberg

英国は欧州連合(EU)離脱協議で一層の交渉時間をひねり出したい考えだ。10月までの交渉進展を確保することがますます難しい様子となってきたことが背景にある。

  EUは10月のサミットで、通商関係に協議が入れるほど進展したかを判断する予定。だが、このサミット前に交渉ラウンドは2回しか残されておらず、メイ英首相には時間がない。議論を前進させようと英政府は夏の間にEU離脱に関する方針文書を公表したが、かえってEUからの反発を招いた。

  議論が非公開であることから匿名を条件に語った関係者によれば、英国はEUに対し、交渉ラウンドを増やすよう要請した。1回の交渉ラウンドは1週間の長さで予定され、協議のペースを早めることが狙い。ただ、100人から成る英国の交渉団の大半は30日昼まで予定された今回の交渉ラウンドに、28日の午前半ばまでブリュッセルに姿を現さなかった。

「両者とも最後までどう転ぶかわからないような展開は避けたい」とブルームバーグのエディター、ジョーンズ・ヘイデン氏が解説

出所:ブルームバーグ

  欧州委員会のミシェル・バルニエ首席交渉官は30日、ツイッターに「あらゆる問題で英国の姿勢が明確になる必要がある」と投稿。欧州議会の交渉責任者を務めるフェルホフスタット議員も同日、「現時点でそうであるように協議の進行が極めて遅ければ、EU首脳会議が開かれる10月に十分な進展があると言うのは非常に難しいだろう」と語った。

原題:U.K. Asked EU for More Time to Talk Brexit as Reality Hits (1)(抜粋)
Barnier: ‘We Need Clear U.K. Positions on All Issues’(抜粋)
Verhofstadt: Difficult to Get Sufficient Brexit Progress by Oct(抜粋)

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