「ハービー」被害、短期的には米成長率押し下げも-エコノミスト調査

  • 10-12月には復興の取り組みによって押し上げ効果が見込まれる
  • 経済全体への長期的な影響は相対的に中立的か

ハリケーン「ハービー」襲来に伴う洪水の水位が増し続け、被害推計も積み上がる中、米経済は7-9月(第3四半期)に若干下押しされるものの、10-12月(第4四半期)には復興の取り組みが十分押し上げ効果を発揮すると、アナリストは予想している。

  ブルームバーグが28、29両日にエコノミスト17人を対象に実施した調査では、ハービー被害の影響によって7-9月期の国内総生産(GDP)伸び率が年率で0.2ポイント押し下げられる一方、10-12月期の伸び率は復興の動きで同程度押し上げられるとの推計(中央値)が示された。ハービー襲来前の調査を見ると、7-9月期と10-12月期の成長率はそれぞれ2.5%、2.4%と見込まれていた。

  今回の調査結果は複数の国々での過去数十年間の自然災害に関する広範な研究成果と一致するもので、経済全体への長期的な影響は相対的に中立的であることを示している。緊急対応体制がしっかりしていて、民間の保険カバーも高水準である規模の大きい先進国の場合は特に、全国規模では短期的な経済被害は小さいのが典型的で、GDPはその後、大幅な伸びとなるケースが多い。

原題:Harvey Seen Nicking U.S. Economy Before Rebuilding Lifts Growth(抜粋)

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