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ドラギ総裁、口先介入の可能性高まる-トレーダーは痛みの限界試す

  • ECBが9月に開く政策委員会は次の政策対応の手掛かりとして重要
  • ドラギ総裁はユーロ高阻止で自らの手腕をまさに必要とするとUBS

ユーロの対ドル相場が過去2年余り見られなかった高値水準に上昇したことで、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ高をけん制する口先介入に動く可能性が高まったと為替ストラテジストは受け止めている。

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欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁

Photographer: Martin Leissl/Bloomberg

  ユーロの対ドル相場は、2015年1月以来で初めて1ユーロ=1.20ドルの心理的節目を29日に一時突破した。目先は若干の利益確定売りが出る可能性はあるが、今後の軌道が強気を維持すると銀行各行は疑っておらず、ユーロ圏で望ましくない金融引き締め効果が生じることになりかねない。

  スイス最大の銀行UBSグループで為替戦略グローバル責任者トマス・フルーリー氏は電話取材に対し、「市場を落ち着かせるためにECBが9月に何をするかが今は問題だ。ドラギ総裁は、ユーロ・ドルの動きの阻止で自らの手腕をまさに必要としている」と指摘した。

  ECBが量的緩和(QE)を縮小する方針の概要を今秋示すとの観測が広がる中で、ユーロは対ドルで今年に入り14%余り上昇。ECBは次回の政策委員会を9月7日に開催し、その後政策発表を行う。
  

Draghi's Pain Threshold

原題:Draghi Seen Putting a Lid on Euro as Traders Test Pain Threshold(抜粋)

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