メイ英首相が来日、首脳会談で貿易交渉に意欲か-産業界幹部らも同行

  • 今回の訪日では安倍首相との首脳会談、天皇陛下との会見を予定
  • 財界関係者らとも会い、国家安全保障会議に参加する方向で調整

メイ英首相

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

メイ英首相が30日に来日する。3日間の滞在期間中、安倍晋三首相との首脳会談、天皇陛下との会見が予定されているほか、財界関係者らと会い、国家安全保障会議(NSC)にも参加する方向。メイ首相は、日本が欧州連合(EU)と大筋合意した経済連携協定(EPA)を土台として、将来の日英の自由貿易協定(FTA)の締結につなげるため日本側に働き掛けを強める構えだ。

  日本政府はEUとのEPAの最終合意に向けた詰めの交渉を進めている。英国の離脱が選択される前の段階で、日・EUのEPAが英国経済に年間50億ポンド(約7090億円)の恩恵をもたらすとキャメロン前政権が歓迎していたこともあって、メイ首相は難しい立場に置かれている。

  英国との貿易交渉の早期開始にEU当局が応じようとしない状況で、メイ首相としては、日本のコミットメントを引き出すためにあらゆる説得力を行使することが求められる。その意味で今回の訪日には、フォックス国際貿易相のほか、英高級車メーカー、アストン・マーチン・ラゴンダのアンディ・パーマー最高経営責任者(CEO、元日産副社長)や英産業連盟(CBI)のキャロライン・フェアバーン事務総長を含む産業界の幹部15人も同行する

  メイ首相は29日夜に出した声明で、「最終合意に近づいていることを切に願うEUと日本との協定を土台として、英国のEU離脱後の意欲的なFTAの下地をどのようにつくることができるか、安倍首相との会談ではそれが中心的な議題になる」と表明した。

原題:May Seeks to Reassure Japan and Tease Out Post-Brexit Trade Deal(抜粋)

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