NY外為:ドル反発、リスクテーク回復-北朝鮮問題で朝方は売り

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29日のニューヨーク外国為替市場ではドルが3日ぶりに反発。北朝鮮のミサイル試射を受けて売りが先行したものの、リスクテーク意欲が次第に回復しドルが戻す展開となった。

Stacks of U.S. $100 bills are arranged for a photograph in New York, U.S., on Thursday, Feb. 7, 2013. The U.S. dollar advanced in trading today to the highest in almost three weeks against a basket of major currencies. Photographer: Scott Eells/Bloomberg

Stacks of U.S. $100 bills

Photographer: Scott Eells/Bloomberg

  北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したため、安全を求める動きになったが、ホワイトハウスが比較的落ち着いた反応を示したため、その流れが反転した。ドルは対円を中心に主要10通貨の多くに対して上昇した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前日比0.4%上げて1ドル=109円71銭。対ユーロでは0.1%高い1ユーロ=1.1972ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。

  トランプ米大統領は北朝鮮が29日に弾道ミサイルを発射したことへの対応として、「全ての選択肢」を検討しているとの声明を出した。ただ、大統領がハリケーン「ハービー」の被害を受けたテキサス州を訪問するに伴い、市場は北朝鮮の問題を過去のことと見なすようになった。

  ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのマイク・スウェル氏は「ドル買い持ちを検討し始めるのは妥当だ。特に他の先進国通貨との比較ではそうだ。米国の成長は力強く、ファンダメンタルズがしっかりしており、税制変更の可能性もある。これは大きな違いをもたらし得る」と指摘した。

  ドルは対円で約2週間ぶりの高値109円90銭に上昇。その後も同水準近辺にとどまった。

欧州時間の取引

  ユーロは対ドルでこの日の高値1.2070ドルに上昇した。その後は次第に1.2050ドル近辺で利益確定の売りに押された。

  北朝鮮を巡る懸念が和らぐにつれ、ドルは対円で下げ渋った。

原題:Dollar Steadies, Havens Pare Gains as North Korea Concerns Ease(抜粋)
USD Steadies, Havens Pare Gains as Concerns Ease: Inside G-10(抜粋)

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