米ベスト・バイ、株価急落-好調は長く続きそうにないとCEO

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29日の米株式市場では家電量販店ベスト・バイの株価が急落。ヒューバート・ジョリー最高経営責任者(CEO)が最近の売上高の伸びについて長くは維持できない可能性が高いとの見方を示したため、アマゾン・ドット・コムが競争上の脅威になるとの懸念が再燃した。

  29日のベスト・バイ発表によると、5-7月(第2四半期)の既存店売上高は5.4%増加と、伸び率はアナリスト予想の2倍超だった。ウェアラブル機器やスマートホームシステムの需要に支えられた。利益も市場予想を上回り、同社は通期の利益と売上高見通しを引き上げた。

ヒューバート・ジョリーCEO

Photographer: Scott Eells/Bloomberg

  ただジョリーCEOはこの日の電話会議で、第2四半期の既存店売上高の伸びについて「ニューノーマルではない」と述べた。

  サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、ブランドン・フレッチャー氏は「ベストバイは今回のような素晴らしい四半期決算を今後も時折は見せるだろう」と指摘。その上で、「成長と落ち込みの波が続くことになるだろうが、プリンターのインクやヘッドホンといった基本的な製品は新製品投入における販売戦略とは関連がなく、そうした製品の売り上げはアマゾンやウォルマートのオンライン販売に流れつつある」と述べた。

  ベスト・バイの株価は一時11%を超える下げとなった。

  通期の売上高は4%増加する見通しで、従来予想の2.5%増から上方修正。営業利益は4-9%増加するとし、従来予想から引き上げられた。コンピューターや電話、電化製品が5-7月期の増収に寄与し、既存店売上高としては2010年度第4四半期以来の大幅な伸びとなった。一方、タブレット製品の需要は再び減少した。

原題:Best Buy Tumbles After CEO Warns That Good Times May Not Last(抜粋)

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