トランプ氏関連でメキシコ・ペソが下落-ペソ高の頭打ちを示唆か

トランプ米大統領による北米自由貿易協定(NAFTA)や国境沿いの壁に関するツイートへのメキシコ・ペソの反応は、ペソの上昇余地が限定的なことを示唆していると、ブラックロックとシティグループは指摘。

  28日のニューヨーク外国為替市場でペソは下落。主要国・新興国通貨の中で下げが目立った。トランプ大統領はNAFTA再交渉においてメキシコとカナダはいずれも「苦しい」立場に置かれているとツイッターに投稿。トランプ氏はメキシコが国境の壁建設費用を支払うべきだとも主張した。

  ブラックロック・ファイナンシャル・マネジメントの新興市場ポートフォリオマネジャー、ジェラード・ロドリゲス氏は「トランプ氏のツイートの影響はだんだん小さくなってきている」と指摘。「ただ、ペソは既にこれまでほぼ20%上昇し、ドルも下落してきた。この両方のトレンドが変わりつつある」とし、「この先一段と上昇する可能性はかなり小さい局面に入りつつある」と述べた。

  シティグループの為替・金利ストラテジスト、ダーク・ウィラー氏は新興市場ポートフォリオにおいてメキシコ資産をアンダーウエートで維持することが自身の提案だと指摘。ペソは年末までに1ドル=18ペソ、来年第1四半期末までに18.20ペソに下落するとシティでは予想している。トレーダーらのポジション調整が進んでおり、「その動きが28日に加速した」とウィラー氏は話した。

原題:Mexican Peso’s Tumble on Trump May Signal Rally has Hit a Wall(抜粋)

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