欧米中銀が漸進的な刺激策解除を示唆-緩和サイクルのアジアは歓迎か

  • インドネシアとインドは最近利下げ、韓国は今週金利据え置き見通し
  • 黒田日銀総裁:非常に緩和的な政策、当面は継続が必要-単独会見

黒田総裁(右、米ワイオミング州ジャクソンホール、25日)、FRBイエレン議長(中)、ECBドラギ総裁(左)

Photographer: David Paul Morris

世界のセントラルバンカーが集まった米ワイオミング州ジャクソンホールの年次シンポジウムで、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長とドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、緊急対応で導入した刺激策解除のアプローチが漸進的なものになる可能性が高いことを示唆したが、なお緩和サイクルが続くアジアの各中央銀行から歓迎されそうだ。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)やECBによる量的緩和の積極的な巻き戻しは、アジアの新興国からの資金流出を招くとともにアジア通貨への下落圧力につながり、アジアの各中銀は利上げで対応を迫られることになりかねない。

  アジアの各中銀が近い将来に引き締めに転じる見込みは薄い。インドネシアとインドは最近、景気支援のために利下げを決定し、エコノミストらは、次はタイが政策金利を引き下げる可能性があるとみている。韓国銀行は今週の政策発表で金利を据え置き、引き締めのシグナルを示すことはほとんどない見通しだ。

黒田日銀総裁:非常に緩和的な金融政策を続けていく必要がある

  カンザスシティー連銀主催のシンポジウムに出席した日本銀行の黒田東彦総裁は現地時間25日にブルームバーグテレビジョンとの単独インタビューに応じ、2%のインフレ目標からなお距離がある中で、足元の高い経済成長率が持続する可能性は高くなく、当面は非常に緩和的な金融政策を続ける必要があると述べた。

原題:Central Bank Giants Signal Breathing Room for Emerging Peers(抜粋)

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