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米国株:ほぼ変わらず、保険株に売り-ハリケーンの影響見極め

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28日の米国株式相場はほぼ変わらず。S&P500種株価指数構成銘柄ではトラベラーズやプログレッシブなど、保険株が大きく下げた。熱帯暴風雨「ハービー」の被害が注目されている。一方で、デレクUSホールディングスなどテキサス州メキシコ湾岸から離れた地域で製油所を操業する石油会社の株価は上昇した。

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Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  S&P500種は前営業日比1.19ポイント(0.1%未満)高い2444.24。ダウ工業株30種平均は5.27ドル(0.1%未満)下げて21808.40ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇した。

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「ハリケーンが経済に及ぼす打撃はまだ推計が難しい」と指摘。「どの程度の影響が及ぶのか判明するのは少し後になりそうだ。こうした災害後の復旧、復興作業は実際のところ、経済にはプラスに働くことがある」とリポートで説明した。

  労働力や送電網、交通、その他エネルギーセクターを支援する要素に及ぼす大洪水の影響を含め、「ハービー」の経済コストは300億ドル(約3兆2800億円)に達する可能性があると、エンキ・リサーチの災害モデル解析者チャック・ワトソン氏は推計する。また、インペリアル・キャピタルの保険アナリスト、デービッド・ヘイブンズ氏は最終的には1000億ドルに膨らむ可能性もあると述べた。

  保険、石油以外の個別銘柄ではアップルが1%高。9月12日に製品発表イベントを開催すると、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が計画に詳しい複数の関係者の話として伝えた。年末商戦を前に新たな「iPhone(アイフォーン)」とスマートウオッチを発表する見通しだという。

  バイオテクノロジー企業のギリアド・サイエンシズは1.2%上昇。同業の米カイト・ファーマを約119億ドルで買収することで合意した。創業以来最大級の規模となる今回の買収で、勢いを失いつつあるC型肝炎治療薬から他の分野へと多様化を進める。

原題:Stocks Mixed as Harvey Roils Texas; Gasoline Gains: Markets Wrap(抜粋)
Apple Said to Hold Product Launch Event Sept. 12: WSJ(抜粋)
Gilead Tries to Repeat Home Run With $11.9 Billion Kite Deal(抜粋)



(第4段落以降を追加します.)
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