「ハービ-」で米経済全体は打撃免れる見通し-エコノミストの見方

  • オルソン元FRB理事:テキサス州外に大きな混乱なし
  • 州内では失業率上昇や賃金押し下げの恐れも

25日に米テキサス州に上陸し、その後熱帯低気圧になった「ハービー」は米国にとって重要なエネルギー生産地域に痛みや経済的コストを伴う長期的な影響を与える見通しだが、米国経済全体への影響波及は免れそうだ。エコノミストが指摘した。

Flooding and a damaged home are seen after Hurricane Harvey hit Rockport, Texas, U.S., on Saturday, Aug. 26, 2017.  Photographer: Alex Scott/Bloomberg
Flooding and a damaged home are seen after Hurricane Harvey hit Rockport, Texas, U.S., on Saturday, Aug. 26, 2017. Photographer: Alex Scott/Bloomberg

  テキサス州沿岸地域は27日現在もなお災害に見舞われており、2005年にハリケーン「カトリーナ」がニューオーリンズを直撃した時と同じく、建物損壊などで地域経済を圧迫するほか、失業率上昇や賃金押し下げの恐れもある。

  元米連邦準備制度理事会(FRB)理事のマーク・オルソン氏は被害は大きいが、「テキサス州以外で著しい悪影響や混乱があるとは思わない」と指摘した。同氏はFRB理事だった2005年、カトリーナが米国経済を圧迫するか見極めたいとして利上げに反対した。

  また、05年のように利上げは差し迫っておらず、FRBの行動が「ハービー」の影響を受けることもない見通し。FRB当局者は来月、バランスシート縮小を公表する明確な筋道を設定しており、投資家は早くても12月まで利上げを予想していない。このため「ハービー」の悪影響が深刻でも、12月まで継続する可能性は低い。

原題:U.S. Economy Should Withstand Harvey’s Pummeling of Texas Coast(抜粋)

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