有効求人倍率1.52倍に、5カ月連続改善-消費支出2カ月ぶり減少

更新日時
  • 完全失業率は2.8%と横ばい-市場予想と同じ
  • 消費支出は悪天候で8月も落ち込む可能性-SMBC日興の宮前氏

7月の雇用関連統計は有効求人倍率、失業率ともに堅調に推移した。消費支出は市場予想に反して2カ月ぶりに減少に転じた。

キーポイント

  • 有効求人倍率は1.52倍(予想は1.52倍)と5カ月連続の改善-前月は1.51倍
  • 完全失業率は2.8%(予想は2.8%)と横ばい
  • 家計調査は実質消費支出(2人以上の世帯)が1世帯当たり27万9197円と前年同月比0.2%減(予想は0.7%増)-前月は2.3%増

エコノミストの見方

  • SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは発表後のリポートで、消費支出の減少は6月の空梅雨の影響によって外出が増えたり、リフォーム関連工事が活発だったりした反動減だと分析した。8月についても、東日本中心の悪天候の影響で「一段と落ち込む可能性がある」としている。
  • 野村証券の棚橋研悟エコノミストは発表後のリポートで「全体として労働需給は引き締まり続けていた」という見方を示した。先行きも緩やかな景気の改善に伴い「労働需給の引き締まりは続く」と予想している。

詳細

  • 住居費などを除いた消費支出は1世帯当たり24万4323円と前年同月比0.5%増
  • 勤労者世帯の実収入は1世帯当たり59万8042円と3.5%増
  • 設備修繕・維持など住居や補習教育・授業料など教育がマイナスに寄与
  • 有効求人倍率は1974年2月(1.53倍)以来、43年5カ月ぶりの高水準
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