ヘッジファンド、ハリケーン襲来直前に売りポジション増やす

  • 資産運用会社はWTIの買越残高減らす-6月以降で最大の落ち込み
  • 買いポジションが減少する一方、売りポジションは9.3%増加

米テキサス州のエネルギー生産拠点が2004年以降で最大規模の暴風雨に見舞われる直前に、ヘッジファンドは原油の売りポジションを増やした。

Tanker trucks enter the Marathon Petroleum Corp. refinery ahead of Hurricane Harvey in Texas City, Texas, U.S., on Friday, Aug. 25, 2017.

Photographer: F. Carter Smith/Bloomberg via Getty Images

  ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物価格が明確な方向性を欠き、1バレル=47ドル近辺で推移する中、下落を見込む売りポジションは22日終了週に6月以降で最大の増加率を示した。

  5段階で2番目に強い「カテゴリー4」のハリケーン「ハービー」は25日に上陸し、周辺地域が大雨に見舞われた。この地域の製油所では日量計500万バレルの原油が処理されている。米国の原油在庫の減少をきっかけに価格が上昇した翌日に、ハリケーンの影響で原油需要が後退する可能性があるとの見方から価格は反落した。原油価格の狭いレンジについて、弱気派と強気派共に突破する十分な確信がない状態の中、原油先物価格は先週、週間ベースで1.3%下げた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによるWTIの先物とオプションの買越残高は22日終了週に2万1467枚減り25万2974枚と、6月後半以降で最大の落ち込みを示した。買いポジションが3.8%減る一方、売りポジションは9.3%増えた。

原題:Hedge Funds Lose Faith in Oil Before Harvey Hits Demand Center(抜粋)

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