米国債(25日):上昇、イエレン議長は政策見通しへの見解示さず

更新日時

25日の米国債相場は上昇。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長がジャクソンホールでの講演で金融政策見通しに関する見解を示さなかったため、タカ派的な発言を警戒して構築されていたポジションの巻き戻しが生じた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.17%。

  イエレン議長は、金融危機後に実施した改革を巻き戻す場合は「控えめ」なものにとどめるべきだと指摘。金融政策については論じなかった。

  欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁も講演では貿易や規制に関する内容が中心だった。講演後の質疑応答では、ECBは「警戒を緩めてはならない」とし、「著しい程度の金融緩和はなお正当化される」と話した。

  7月の米耐久財受注額は全体で前月比6.8%減少と、2014年8月以来の大幅なマイナス。市場予想は6%減。前月は6.4%増だった。先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)は0.4%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。

  米国債の利回り曲線では、米政府が技術的なデフォルト(債務不履行)回避に向けた期限内の債務上限引き上げを実施しない確率は約15%と示唆されている。これは政府の借り入れ権限が尽きる10月半ば付近に償還を迎える米財務省短期証券(Tビル)の利回り上昇に着目した数式に基づく。

原題:Odds of U.S. Technical Default About 15%, T-Bills Curve Shows(抜粋)
   Treasuries Pare Yellen-Led Gains After Draghi Avoids Policy Talk(抜粋)
   U.S. Stocks, Treasuries Rise After Yellen’s Speech: Markets Wrap(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE