株のアクティブ型投信に朗報-資金流出ペース半減、約10年ぶり好成績

  • アクティブ型からの資金流出・ETF流入比率は1.2対1-1~7月
  • 5カ月連続で大型株ファンドの半分余りがベンチマーク上回る成績

株式市場のベンチマークを上回る成績を目指し、銘柄を積極的に選ぶアクティブ型ファンドマネジャーには朗報だろう。資金をアクティブ運用ファンドからパッシブ型の上場投資信託(ETF)に移す投資家の割合が、過去2年に比べて半減しているからだ。しかも、アクティブ型の成績自体が約10年ぶりの好調さで、この傾向を後押ししている。

  ブルームバーグと米投資信託協会(ICI)の集計データによると、今年1-7月に投資信託から引き揚げられた資金は約1000億ドル(約11兆円)で、ETFには800億ドルが集まった。この資金流出・流入を比率にすれば1.2対1。2015-16年は1.9対1だった。

  アクティブ型の敬遠はいつの日か終わると考える向きには少なくとも、勇気付けられる話だ。FTSEラッセルのマーク・メークピース最高経営責任者(CEO)は5月、パッシブ型が市場シェアの40%を超える状況になるとは思わないと指摘。アクティブ型ファンドがコスト低減や透明性向上で資金流出に対応しているほか、投資家自身も市場のベンチマークを上回る成績は残せると一般的に考える傾向であるためという。パッシブ型は現在、業界全体の資産の3分の1程度を占める。

  実際、アクティブ型ファンドは今年これまでに目覚ましい成績を残した。バンク・オブ・アメリカの集計データによると、7月は5カ月連続で大型株ファンドの半分余りがベンチマークを上回るパフォーマンスとなり、09年以来の長期好成績。テクノロジー株を歴史的水準でオーバーウエートにしたことなどが奏功した。

原題:Big News for Stock Pickers: You Only Lost $100 Billion This Year(抜粋)

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