ゴールドマンやPIMCO、住宅ローン債買い増す-ジャンク債は不安

Goldman Sachs Group Inc. signage is displayed on the floor of the New York Stock Exchange in New York, U.S..

Photographer: Jin Lee/Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループの運用部門やパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)など大型の機関投資家は、ジャンク級(投機的格付け)社債への不安を募らせ、一時は敬遠していた住宅ローン債を相対的に安全な投資先として買い増しするほどになった。

  PIMCOやゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、コロンビア・スレッドニードルなどは、金融危機前に組成されたサブプライムを含む住宅ローンに裏付けられた債券を購入、その一方でジャンク級社債を売却している。ジャンク債の利回りはそのリスクに照らせば低過ぎるが、住宅ローン債はリスクに対比したリターンという点でより有望だと考えている。   

  こうしたポートフォリオ入れ替えは、社債の上昇相場が勢いを失いつつある最新の兆候だ。サブプライムローンを震源とした金融危機後の10年に、投資家は住宅ローン債へのエクスポージャーを減らし、社債保有を増やした。この戦略は2008、09年に奏功し、多くの場合で安全と思われた。しかし米住宅ローン市場に強さが見えるようになり、信用サイクルのこの段階では住宅ローン債購入は多少利回りが低くても理にかなうと思われると投資家らは話す。

  PIMCOで世界クレジット部門最高投資責任者を務めるマーク・キーセル氏は、「住宅市場は好調だ。恐らく当社が最も強く確信するセクターだ」と述べた。住宅価格が上昇し、政府保証のない住宅ローン債券の支援材料になると予想。仮に景気がやや悪化して住宅が値下がりしても、なんとかプラスのリターンは確保できると考えている。

  ゴールドマン・サックス・アセットの世界債券ポートフォリオ管理共同責任者、マイク・スウェル氏は住宅ローン債券などの仕組み商品について、「ボラティリティーが高まり高利回り債のようなリスク資産が低迷するような場合には、ずっと安全だと思う」と述べた。

原題:Goldman, Pimco Load Up on Mortgage Bonds as Junk Grows Riskier(抜粋)

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