英国、EIB巡り強硬姿勢をとらないようEUに要求へ-関係者

英国は来週再開する離脱交渉で、欧州連合(EU)が欧州投資銀行(EIB)に対する資金負担増額を要求することがないよう警告する方針だ。交渉関係者が明らかにした。

  EUはEIBの資金をインフラプロジェクトに充てており、英国はEIBの資本の約16%を負担している。メイ首相は理論上、EU離脱時に100億ユーロ(約1兆2900億円)前後に上る投資資金の返金を求めることができる。

  だが英国内にもEIBの資金に依存する建物や道路の整備計画があるため、英国にはEIBと完全に関係を絶つことを望まないと考えられる理由が多く存在する。

  EUは英国の払込資本を返還すべきだとの立場だが、EIBのホイヤー総裁は同行の負債についても英国は相応の負担をするべきだと発言している。議論が非公開であることから匿名を希望した関係者は、この問題でEUは強硬な姿勢をとることに慎重になる必要があるだろうと語った。

  英タイムズ紙が今週報じたところによると、EIBは英国内の公的プロジェクトについて新規の長期融資を通じた資金提供を停止。同紙はEIBが英国内のインフラプロジェクトに昨年提供した資金は69億ポンド(約9700億円)だったとも伝えた。

原題:U.K. Warns EU Not to Play Brexit Hardball Over Investment Bank(抜粋)

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