海外勢日本株売り続く、個人買越額5カ月ぶり多さ-8月3週 (訂正)

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  • 海外勢売越額、現物と先物合算で2週連続の5000億円超
  • TOPIXは週間で6月以来の下落率、北朝鮮や米政治警戒

TOPIXが2カ月ぶりの週間下落率となった8月3週(14ー18日)の日本株市場で、最大の売り手は海外投資家だった。半面、個人投資家の買越額は5カ月ぶりの高水準に膨らんだ。

  東京証券取引所が24日午後に発表した第3週の投資部門別売買動向(東証、名証1・2部等合計)によると、海外投資家は4週連続で売り越し、売越額は2057億円と2週連続で2000億円を超えた。大阪取引所が公表する先物(ミニ含むTOPIX、日経平均合算)動向では3212億円の売り越し、現物と先物の合計売越額は5269億円だった。5000億円を上回る合計売越額は2週連続。

  東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリストは、為替市場で円高が進み、「先物を中心に海外勢の売りが進んだ。円売りポジションはまだ積み上がったままで、日本株は為替をみながらの神経質な動きが続きそう」とみている。一方、「空売り比率は40%を超えたまま。円高が止まれば、急速に株価は戻る可能性もある」との認識も示した。

  海外勢以外の売り越しは、証券会社の自己売買部門が4週ぶり(売越額232億円)、投資信託が3週ぶり(261億円)。これに対し買い越しは、個人が2週連続で、買越額は1160億円と3月4週以来の多さ。事業法人は7週連続(466億円)、信託銀行が2週連続(465億円)だった。

  仙石氏は個人の動向について、「信用取引中心だが、押し目買いを入れようという投資家も徐々に増えている」と指摘した。東証が22日に公表した18日申し込み時点の信用買い残は、2兆7070億円と1年4カ月ぶりの高水準となっている。第3週のTOPIXは、週間で1.2%安の1597.36と6月1週(1.3%)以来の下落率。北朝鮮情勢など地政学リスクや米国政治の不透明感を嫌気する売りが優勢となった。

(見出しを8月3週に訂正します.)
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