リターン46%で成績首位の中国ファンド、今年買ったのは3銘柄のみ

  • 今年購入したのはアリババとテンセント、北京同仁堂国薬のみ
  • 銘柄入れ替えの頻度を少なくし、一部銘柄に集中投資する戦略

セダバーグ・キャピタルのダウィド・クリーグ氏は賭ける際には大きく賭ける。

  その戦略は同氏のほぼ無名のファンド「セダバーグ・グレーター・チャイナ・エクイティー・ファンド」に、うまくはまっている。ブルームバーグの集計データによれば、同ファンドは今年に入ってからのリターンがプラス46%と、中華圏の株式に投資するアクティブ型ミューチュアルファンドの中で首位となっている。同ファンドが今年購入した銘柄はわずか3つ。ファンドの保有株全体の70%が、たった10銘柄で占められている。

  相場変動が激しく、値上がりの大半を一握りの銘柄が占めかねないような市場では、慎重に選んだ銘柄に大きく賭け、じっと待つ方が有益だ。セダバーグが今年買った銘柄のうち2つはテンセント・ホールディングス(騰訊)とアリババ・グループ・ホールディングで、両銘柄共に株価が年初来で70%を超える上昇率となっている。もう1銘柄は北京同仁堂国薬だ。

  クリーグ氏はロンドンでのインタビューで、「良いアイデアというものは多くない。素晴らしい企業1社を見いだして、その株式をごく長期にわたって保有する方が容易だ。一部の企業が何年も勝ち続けるであろう中国のような場所では特にそうだ」と述べた。

  運用資産1億5800万ドル(約172億円)のセダバーグ・グレーター・チャイナ・エクイティー・ファンドは、これまでも堅調な成績を挙げてきた。5年間のリターンはプラス159%で、中華圏の株式に投資するファンドの中で3位。銘柄入れ替えの頻度を少なくし、一部の銘柄に集中投資することで取引コスト抑制につなげるのがクリーグ氏の戦略だ。

原題:No. 1 China Equities Fund Bought Only Three Stocks This Year (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE