借りるもよし買うもよし、NY空中公園眺める暮らし-月160万円から

ニューヨークのウェストチェルシー地区で、建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカ-賞を受賞した建築家ザハ・ハディド氏が手掛けた高級集合住宅の所有権移転が先月始まり、お望みなら賃貸も可能だ。

マンハッタンのハイライン沿いにあるザハ・ハディド氏設計の集合住宅

Source: 520 West 28th Street

  ウェブサイト「カーブド」で詳しく紹介されているように入居可能な部屋はどれもぜいたくな造り。賃貸住宅は3戸で、家賃は月額1万5000-2万2500ドル(約160万-245万円)。全て2ベッドルームで、いずれもハディド氏がイタリアのボフィ・スパ社と協力して設計したキッチンを備えている。

  家電はドイツのガゲナウ製。最も大きい部屋は2156平方フィート(約200平方メートル)で、空中公園「ハイライン」に面した湾曲した形状のバルコニー付きだ。

住宅の内部

出典:Warburg Realty

  賃貸は全て新しいオーナーから借りることになる。建物内の共用施設も悪くない。居住者向けのIMAXシアターやコンシェルジェ、スパ、それにプールもある。共用テラスはハイラインのすぐ隣だ。

キッチンの様子

出典:Nest Seekers International

  気に入ればもちろん、思い切って買うこともできる。残っている分譲用は10戸。37階のペントハウスは5ベッドルーム。3階建て構造で、東と南北を見渡せる。お値段は5000万ドルと、下層階の2ベッドルームの約10倍。ただ建物が東を向いているため、ハドソン川の眺めは楽しめない。

  不動産開発会社はこうした高級住宅の販売に苦しんでいる。不動産鑑定士でコンサルタント、そしてブロガーでもあるジョナサン・ミラー氏によれば、過去5年間の開発ブーム時、販売物件のおおよそ4分の1が投資目的で買われた。「賃貸住宅の開発市場では、投資家がこれほど多くの新築コンドミニアムを買い入れることを誰も織り込んでいなかったよう」で、これが最上級の賃貸住宅市場が大きな打撃を被った理由だという。購入した住宅を貸し出そうと考える投資家が増え、賃貸市場で選択肢があふれてしまったのだ。

ベッドルーム

出典:Nest Seekers International

  2016年春に亡くなったハディド氏は、コンテンポラリーラグジュアリーの代名詞だった。ハイテクと有機物の素材を組み合わせたそのスタイルは世界を魅了。15年にはプレハブの屋外ダイニングパビリオンが48万ドルで売られていた。海を眺めながら暮らしたいなら、フロリダ州マイアミの「ワン・サウザンド・ミュージアム」のメゾネット住宅が4900万ドルで手に入る。

原題:On NYC’s High Line, Zaha Hadid Showpiece Boasts $15,000 Rentals(抜粋)

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