カンザスシティー連銀総裁:低インフレでも年内の米追加利上げを予想

米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は、米経済データが堅調な場合は、2017年に追加利上げの機会があるだろうと述べた。

  ジョージ総裁は23日にワイオミング州ジャクソンホールで収録されたブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで年内の追加利上げの可能性に言及し、「9月の連邦公開市場委員会(FOMC)に備えて向こう数週間のデータに注目し、依然として理にかなうか見極める」と述べ、「現在目にする状況からみて、その機会はまだあると思う」と語った。

  同総裁はインフレ加速の回避に向けて政策引き締めを支持するタカ派。カンザスシティー地区連銀がジャクソンホールで開く毎年恒例のシンポジウムを前にインタビューに応じた。

  世界経済が緩やかに改善し失業率が低下する一方、インフレ率が予想通りに上昇していない状況で開かれる同シンポジウムのハイライトは、現地時間25日午前8時(日本時間同日午後11時)のイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演と同午後1時のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演だ。

  米金融当局は緩やかなバランスシート縮小を開始する時期を検討しており、投資家らは9月19、20両日開催のFOMCでの発表を見込んでいる。ただ、弱いインフレ指標が続いたのを受け、当局は物価動向にも注意を払っている。

  ジョージ総裁はインフレ率について、低失業率への反応の仕方を示す経済モデルが崩れたのかもしれないと認めた上で、「2%にぴったり到達するかどうかは、経済全般の動向を理解することに比べ、私には重要度が低い」と述べた。またバランスシート縮小開始に支持を表明し、「経済予測は米経済がそれを開始するのに適した状態にあることを示している」と語った。  

原題:Fed’s George Sees Another 2017 Rate Hike Despite Low Inflation(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE