米国株:続落、中銀総裁の講演待ちで慎重姿勢-食品小売りが安い

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24日の米株式相場は下落。主要株価指数は日中、上げ下げを繰り返す展開となったが、結局下げて終了した。債務上限を巡る混乱やワイオミング州ジャクソンホールでの中央銀行総裁らの講演を控えて慎重姿勢が広がった。

  この日は食品小売りの銘柄が大きく下落。ホーメル・フーズとJMスマッカーの市場予想を下回る決算や、アマゾン・ドット・コムが買収したホールフーズ・マーケットで、来週から一部値下げを開始すると発表したことが背景にある。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%安の2438.97。月初からは1%の値下がり。ダウ工業株30種平均はこの日、28.69ドル(0.1%)下げて21783.40ドル。 

  S&P500種の出来高は30日平均を12%下回った。 

  ナットアライアンス・セキュリティーズの国際債券責任者、アンドルー・ブレナー氏は「多くが様子見姿勢で、出来高は極めて少ない」と指摘。「市場はあすのジャクソンホールでの講演で何らかの材料が出ることを期待しているかもしれないが、私としては何か起きれば非常に驚きだ」と加えた。 

  カンザスシティー連銀がジャクソンホールで開催するシンポジウムでは、25日に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長と欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の講演が予定されている。

  S&P500種の業種別11指数ではヘルスケア株を除く10指数が下落。生活必需品株指数は1.3%安と、1日の下げとしては昨年11月以降で最大となった。

  同指数を構成する35銘柄のほとんどが値下がり。特にホーメル・フーズ、クローガー、JMスマッカーの下げが目立った。アマゾンによるホールフーズでの値下げ発表に反応した。

  トランプ米大統領は高い支持を得ている退役軍人関連の法案に債務上限引き上げ措置を盛り込むよう議会の共和党指導部に求めていたことを明らかにした。民主党の支持に依存せざるを得ない「めちゃくちゃ」な状況を回避する狙いだったという。

  しかし、共和党のマコネル上院院内総務とライアン下院議長は両法案を抱き合わせにしない決定を下したと、トランプ氏は24日、一連のツイッター投稿で不満を表明した。

  「可決が容易になるよう、高い支持を得ている退役軍人関連法案に債務上限法案を関連づけるよう私はマコネル院内総務とライアン議長に要請していた。彼らはそうしなかったから今、債務上限の承認は(いつもの)民主党の抵抗で大変な事になっている。すごく簡単にできたはずなのに、今はめちゃくちゃだ!」とツイッターで怒りをあらわにした。

原題:U.S. Stocks, Bonds Slip Before Yellen; Oil Drops: Markets Wrap(抜粋)
原題:U.S. Equities Decline as Staples Shares Have Worst Day of 2017(抜粋)
原題:Trump Blames Debt Ceiling ‘Mess’ on GOP Leaders in Congress (1)(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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