英国が離脱交渉で方針修正、EU司法裁判所と「緊密な」関係受け入れ

  • 英国に対するEU司法裁判所の影響継続を認める
  • 離脱後の形態はEFTA型のモデルを追求か

メイ首相率いる英政府は欧州連合(EU)司法裁判所との「緊密な協力関係」を受け入れ、過去と将来の同裁判所の決定がEU離脱後の英国にも及ぶことを認めた。離脱交渉の加速を狙い、譲歩した格好だ。

メイ首相

Bloomberg

  6月の総選挙以前、EU司法裁判所の管轄権終了を主張していたメイ首相にとっては後退になる。23日公表した文書で英政府は、EUの判例法に注目するとともに過去の判決を遵守、将来の判断を考慮し、問題解決を同裁判所に委ねる可能性にすら含みを持たせた。

ブルームバーグのエマ・ロス・トーマスが英国のEU離脱手続きやEU司法裁判所について解説

(出所:Bloomberg)

  メイ首相は複数のテレビ局に対し「将来の紛争解決では対処方法で多くの選択肢がある」と発言。「今回の文書の目的は、われわれが可能性を考えてきたことを示すことにある。事態の前進には何が最善かを議論するため、欧州委員会と協議に臨むのは言うまでもない」と続けた。

  首相はEUとの関係で他国の例を踏襲する気はないと話してきた。だが今回の文書からは、個別の紛争解決機関を持つ欧州自由貿易連合(EFTA)型のモデルを追求することが示唆される。

原題:U.K. Accepts ‘Close’ ECJ Relationship in Brexit Climbdown (2)(抜粋)

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