米国のミレニアル世代、初めて購入する住宅は思ったよりも豪華

1980年代から2000年代初頭に生まれた米国の「ミレニアル世代」は、住宅を購入せず一生借家住まいを続けるかのように思われていたが、ここへ来て新築高級住宅の買い手として存在感を表している。

  高級住宅建設で米最大手のトール・ブラザーズが22日に発表したところによれば、今年販売した住宅の23%で、買い手に35歳以下の人が含まれていた。7月までの3カ月の平均成約価格が83万7300ドル(約9140万円)だったことを考えると、ちょっと意外な数字だ。

  現在20代から30代の若者たちは結婚も親になるのも遅く、中古住宅市場では需給逼迫(ひっぱく)で競争率が高いこともあり、家を買うのを遅らせてきた。おかげで十分な頭金を貯金する時間があった。

  トール・ブラザーズの投資家広報担当シニア・バイスプレジデント、フレッド・クーパー氏は、「就職してから10年程度のこうした人々は、最初の持ち家として考えられているものより豪華な物件を購入できる」と電子メールで説明した。

  同社は若者の購入を想定し、低価格帯の「Tセレクト」というブランドを最近投入した。しかしミレニアル世代が購入する同社の住宅は総じてこのブランドではないと、ダグラス・イヤリー最高経営責任者(CEO)が22日の電話会議で述べた。

  MKMホールディングスのアナリスト、ミーガン・マクグラス氏は「ミレニアル世代は家を買う必要を感じなかった、あるいは買えなかったから、30代になるまで購入を待っていた」と分析、「低額物件を飛ばして高級住宅を買っているのだろう」と話した。

原題:Forget Starter Houses, U.S. Millennials Are Buying Luxury Homes(抜粋)

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