パリかフランクフルトか、BofAは債券と株式で意見が分裂-関係者

  • 債券トレーディングの拠点をフランス、株式はドイツに置く案も
  • モイニハンCEOはダブリンを選好する意向を7月の段階で表明

米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)の投資銀行幹部らの間では、英国離脱後の欧州連合(EU)におけるトレーディング拠点をどこに置くかで意見が割れている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  関係者によれば、株式責任者ファブリツィオ・ガロ氏が、EU顧客に対応するトレーダーの拠点としてフランクフルトを推しているのに対し、グローバル債券・為替・商品(FICC)のセールス責任者サナズ・ザイミ氏とトレーディング共同責任者を務めるバーナード・メンサ氏は、パリを支持している。英国のEU離脱が現時点で予定される2019年初めには、トレーディング業務の一部をロンドンから別の場所に移さざるを得なくなる。

  BofAはこれまで、どちらの都市についても欧州本社とする計画を公にしていない。ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は7月の段階で、EUの主要法人としてダブリンを選好する意向を表明。BofAによれば、同行はアイルランドの銀行免許を既に取得し、CEOが示した構想には、ダブリンでのブローカーディーラー設立も含まれる。

  関係者によると、株式の拠点をフランクフルトに置き、債券トレーディングの拠点をパリに置くプランのほか、全てのトレーディング業務をフランクフルトから統括するが、債券セールスはパリに移す提案も行われているという。

  ザイミ氏は電話での問い合わせに対して、行内で意見が分かれているとのブルームバーグの見方を「間違っている」と指摘し、広報が回答すると述べた。BofAの広報担当ジェシカ・オッペンハイム氏は、コメントを控えた。ガロ氏とメンサ氏にコメント求めるメッセージを残したが、これまでのところ返答はない。

原題:Paris or Frankfurt? BofA Executives Debate Trading Hub Location(抜粋)

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