やめよう歩きスマホ、ホノルルでは10月から罰金-もちろん何より危険

  • ホノルルは道路横断時のスマホ操作を禁止する条例を採択
  • 歩行者への規制には反対意見も-観光業への悪影響を懸念する声

身に覚えがあれば、お分かりだろう。歩きスマホは本当に危ない。

  米ハワイ州ホノルルの市議会は先月、道路横断時に歩行者がスマートフォンを使うことを禁止する条例を採択した。違反すれば罰金が科せられる。米国ではコネティカット州スタンフォードも続く可能性がある。スタンフォードのデービッド・マーティン市長は、「路上にいて、周囲に注意を払っていなければ危険だということだ」と語る。

ホノルルは道路横断時のスマホ操作を禁止へ

Photographer: Janis Engel / EyeEm/Getty Images/EyeEm

  米国の大半の州ではすでに自動車の運転中にドライバーがスマホを操作することを禁止している。だが、歩行者への規制に誰もが賛成しているわけではない。ホノルル市議会の公聴会では、観光業への悪影響を懸念する声も寄せられた。市民の1人は書面で「私がどこを見るか、なぜ命令されなければならないのか」と主張した。

  州知事幹線道路安全協会(GHSA)が最近のリポート向けにまとめたデータによれば、米国での歩行中の死亡事故は増加傾向だ。2015年は5376件だったが、昨年は6000件に迫った。約20年ぶりの高水準で、14年と比べると22%増えた(16年の数字は同年1-6月のデータに基づく推計)。

  スマホ操作が歩行者の死亡事故につながったかどうかを示す統計はないが、このリポートに携わり、ニューヨーク市交通局で交通安全責任者を務めたリチャード・レティング氏は「携帯電話の利用増加を踏まえれば、やみくもなロジックとは思えない」と話す。

  ホノルルの条例は10月に施行。罰金は15ドル(約1640円)からで、違反を繰り返せば最大99ドルが科される。ロサンゼルス警察は「顔を上げて、電話を下ろそう」というキャンペーンを展開。ドイツのアウクスブルクは、携帯端末に見入っている歩行者の目に入るような交通標識を歩道に設置している。

原題:Love to Text and Walk Cluelessly? Prepare to Pay a Fine for That(抜粋)

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