米国株:反落、大統領の「政府閉鎖」発言で政策への影響懸念

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23日の米株式相場は3日ぶりに下落。トランプ大統領が前日の集会で、国境の壁建設のための予算確保で必要であれば政府閉鎖も辞さない考えを示したことから、債務上限引き上げや税制改革に影響が及ぶとの懸念が広がった。

  トランプ大統領は2016年の選挙戦で公約した国境の壁建設について、予算獲得のため議会への圧力が必要なら、米国を政府機関閉鎖の瀬戸際に追い込むこともいとわない考えを示した。格付け会社フィッチ・レーティングスは、米国の債務上限がタイミング良く引き上げられない場合、米国のソブリン格付けを見直すことになると指摘した。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2444.04。ダウ工業株30種平均は87.80ドル(0.4%)下げて21812.09ドル。

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は前日の上昇について、税制改革法案への期待が主な要因だと分析。その上で、「少なくともその期待の一部が消え去った」と指摘した。またこの日の下落には「トランプ大統領とマコネル上院院内総務との関係がひどく悪化している」との報道も影響したと述べた。

  米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、トランプ大統領とマコネル共和党上院院内総務の関係を分析し、両者の関係は共有する政策課題に悪影響を及ぼすリスクがあるレベルまで悪化していると伝えた。

  S&P500種の業種別11指数では、情報技術と金融がともに0.2%安。一方で不動産や公益、エネルギーは上げた。

  大きく下げたのは資本財・サービスや一般消費財だった。個別銘柄ではアメリカン航空グループやユナイテッド・レンタルズ、CSXが安い。

原題:Stocks Fall, Treasuries Advance on Policy Concerns: Markets Wrap(抜粋)
原題:Trump Threatens Government Shutdown Over Border Wall Funding (2)(抜粋)
原題:Fitch May Review U.S. Rating Negatively If No Debt Ceiling Raise(抜粋)
原題:U.S. Stocks End Lower in Thin Trading as Industrial Shares Drop(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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