米国務省、メキシコ旅行で警戒呼び掛け-暴力団抗争で殺人増加

  • メキシコの2つの州キンタナローとバハカリフォルニアスルが対象
  • キンタナロー州への観光客は年1000万人-カンクンなど米国人に人気

米国務省は22日、カンクンやプラヤデルカルメンなどメキシコの観光地で殺人が増えているとして、米国民に対しメキシコ2州に旅行する場合は注意するよう呼び掛けた。

  この2州はキンタナローとバハカリフォルニアスルで、同省によれば、犯罪組織間の抗争で暴力事件が増えている。キンタナロー州については昨年12月に一部地域で携帯電話やインターネットのサービスがないと警告していただけだが、今回は同州に加え、バハカリフォルニアスル州への渡航も注意喚起の対象となった。

カンクンのビーチをパトロールする連邦警察

写真家:Brett Gundlock / Bloomberg

  トゥルムやコスメルといった観光地もあるキンタナロー州には年1000万人が訪れ、観光客数としてはメキシコ全体の3分の1を占める。同州だけで今年これまでに169件の殺人事件があったという。

  米国務省は両州で「無関係の通りすがりの人々が負傷したり殺される発砲事件が起きている」とし、「大半は特定の暴力団を狙った暗殺事件のようだが、犯罪集団の縄張り争いが米国民が頻繁に訪れる地域での暴力犯罪につながっている」と指摘した。

  キンタナロー州の観光当局は米国務省の注意喚起を受け、同州への旅行者は「安全に守られており」、州政府はメキシコ連邦政府と米当局と治安について協力を続けるとの声明を発表した。

原題:U.S. Warns Citizens About Travel to Cancun as Homicides Rise (2)(抜粋)

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