23日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  昭和電工(4004):前日比4.6%高の2939円。みずほ証券は、目標株価を2850円から3400円に引き上げた。現在の株価はハードディスク(HD)、人造黒鉛電極(GE)、半導体用特殊ガス、リチウムイオン2次電池材料、炭化ケイ素エピウエハーなどでの同社の競争優位性を十分に織り込んでいないと分析。GEの交易条件改善などを背景に、2018年12月期の営業利益予想を600億円から820億円に増額、過去最高益(07年12月期の767億円)を更新すると予想した。

  ニトリホールディングス(9843):5.1%高の1万6850円。8月度の既存店売上高は前年同月比14%増だったと22日に発表。伸び率は16年11月(同19%増)以来の大きさとなった。接触冷感機能の「Nクール」シリーズが引き続き好調に推移、特に敷きパッドやベッドパッドが伸びた。

  コスモエネルギーホールディングス(5021):3.2%高の2302円。JPモルガン証券は、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に、目標株価を1950円から2660円に引き上げた。第1四半期決算は来期以降の収益、キャッシュフロー創出に自信を持てる内容で、今後のデレバレッジ進ちょくに期待を持てると評価。18年3月期の在庫評価影響を除いた経常利益予想を722億円から961億円に増額した。会社計画は640億円。

  日本航空電子工業(6807):6.8%高の1781円。メリルリンチ日本証券は、目標株価を1920円から2280円に引き上げた。スマートフォン・車載市場向けコネクター需要の継続、コネクターマージンの改善、株価バリュエーションの割安感の3点を評価。18年3月期の営業利益予想を159億円から176億円(会社計画は前期比33%増の160億円)、来期を175億円から195億円に増額。投資判断は「買い」を継続した。

  アインホールディングス(9627):5.1%安の8070円。公募増資などで最大約305億円を調達すると22日に発表した。発行済み株式数は最大で11%増える見込みで希薄化を警戒する売りに押された。ゴールドマン・サックス証券では、財務状況や営業キャッシュフローの創出力から資金調達はおおむね不要と考えていたと指摘、大々的な敷地内薬局への進出や大型M&A(企業の合併・買収)など納得感のある根拠を今後示す必要があるとした。

  安川電機(6506):1.8%安の3325円。モルガン・スタンレーMUFG証券では、22日開催の中国・瀋陽工場見学会で、中国ACサーボ事業の強みや市場シェア上昇基調の継続などを確認できたが、おおむね想定の範囲内と指摘した。

  ホシザキ(6465):2.3%安の9570円。みずほ証券では、22日午前の上期決算説明会を受けて、国内ビールサーバーの需要減退は構造要因と考え、ややネガティブな印象を持っているとの見方を示した。国内の外食産業でのビール消費減少から急速な回復を見込むことは困難で、同サーバーの需要減少を補う新市場の開拓、新製品の拡販などが今後の注目点とみる。

  東京都競馬(9672):4.9%高の3400円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、インターネット投票システム「SPAT4」による馬券売り上げの拡大を踏まえ、18年12月期の営業利益予想を67億円から69億5000万円に増額した。目標株価も4200円から4300円に引き上げた。同証による17年12月期の営業利益予想は59億円で、会社計画52億3900万円を上回るとみている。

  ジーンズメイト(7448):100円(17%)高の697円ストップ高。23日付の日本経済新聞朝刊によると、同社はファーストリテイリングの元開発担当者を中心に新しいプライベートブランド(PB)「メイト」を立ち上げた。価格はジーンズで税別4990-1万円、シャツで同3990円としている。

  TAC(4319):18%高の280円。9月1日付で日本金融人材育成協会を設立すると22日に発表。国内の金融や経営に関する学術的、専門的知見に基づく情報発信や普及、啓蒙、調査などを行う。同協会は「金融人材・企業経営アドバイザー検定」の実施主体となる予定。

  設備投資関連:キーエンス(6861)が前日比4.5%高の5万7050円、SMC(6273)が1.4%高の3万7590円など。みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は、中国を含めた世界のIoT投資や省力化投資の需要の強さが意識され設備投資関連株の一角が資金が向かっている、との見方を示した。

  ソラスト(6197):2.9%高の1807円。7月の介護サービス利用状況は、訪問介護の利用者数が前年同月比26%増、デイサービスが同19%増だった。また、SMBC日興証券では、18年3月期の営業利益予想を41億円から44億円(会社計画は前期比10%増の40億3200万円)に引き上げた。介護事業のM&Aがハイペースで実現、生産性改善効果も寄与すると予想した。

  朝日インテック(7747):4.7%高の5330円。野村証券は、目標株価を7000円から7350円に引き上げた。投資判断は「買い」で継続。メディカル事業の中国・米国の販売増の確度は高まったとし、19年6月期の営業利益予想を152億円から155億円、再来期を175億円から178億円に増額した。今期は会社計画の121億円(前期比12%増)を上回る126億円を見込んでいる。

  セック(3741):15%高の2522円。国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と複合現実(MR)技術を用いた次世代可視化の検証について共同研究を開始すると22日に発表した。数値シミュレーション結果などの研究成果をMR技術を用いて装着デバイスに連鎖的に投影することで研究スタイルの変革を目指す。

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